2014年12月31日水曜日

死霊のはらわた

「死霊のはらわた」

80年代のスプラッターホラーを代表する作品。
深夜のTV放送で初めて観た時はエゲツな過ぎてかなりな衝撃だった。

内容は田舎に遊びに来た若者たちが泊まる別荘で見つけた得体の知れない「死者の書」とそれの研究に関連した録音を再生した事から邪悪な死霊が復活し、若者たちに次々取り憑いてしまい…といった単純な話。

だが、この映画の見所はその単純な設定ゆえに際立つ甦った死霊のグロ汚いヴィジュアルに加え、死霊と血みどろで戦ったり、どんどん過激に身体破壊、目玉エグリ、腐乱、内臓ぶちまけなどグログロなシーンがえんえん続くという映像のインパクトである。

特殊メイクでは特にラスト近くのストップモーションを使った“死者の書”の描写のシーンなんかも味があって好きなシーン。

私的に80年代のスプラッターホラーではこの映画を超える描写のものは無く、そのやり過ぎ感は“怖い”というより何となく“笑い”たくなるほどおかしく、こういう度を超えた見せ方をする映画は大好き☆




「死霊のはらわた」
THE EVIL DEAD

1981年 アメリカ/86分

監督:    サム・ライミ   
製作:    ロバート・G・タパート   
製作総指揮: ブルース・キャンベル   
                ロバート・G・タパート   
                サム・ライミ   
脚本:    サム・ライミ   
撮影:    ティム・ファイロ   
編集:    エドナ・ルース・ポール   
音楽:    ジョセフ・ロドゥカ   
編集助手: ジョエル・コーエン   
   
出演:    ブルース・キャンベル   
            エレン・サンドワイズ   
            ベッツィ・ベイカー

2014年12月24日水曜日

狼の血族

「狼の血族」

「人狼」テーマのホラー映画の中では特に好きな作品。

一番最初に観たのは多分TVの「日曜洋画劇場」か何かの放送だった気がするが、映像の感じが好き過ぎてかって京都駅近くにあった「ルネサンスホール」という所でスクリーンでの無料上映会があると聞き、わざわざ観に行ったくらい(字幕がなかったが)。

この映画を監督した二ール・ジョーダンといえば「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「クライング・ゲーム」が有名だが私は彼の監督作ではこの作品が一番好き☆

グリム童話の「赤頭巾」をベースにしたホラーながら、その独特の幻想的な映像美と人狼シーンのユニークな見せ方は私がそれまで観た事のある「ハウリング」や「狼男アメリカン」など人狼ホラーとは全く違う印象でとても良かった。

特に人から狼への変身シーンは人の口の中から狼の口が出てくるという奇妙な描写があったりと面白く注目!
どちらかというとホラーというよりはファンタジー色が強い作品だがホラーファンにも十分楽しめる秀作だと思う。




「狼の血族」
THE COMPANY OF WOLVES

1984年 イギリス/95分

監督:    ニール・ジョーダン   
製作:    クリス・ブラウン   
            スティーヴン・ウーリー   
製作総指揮:    ニック・パウエル   
                 スティーヴン・ウーリー   
原案:    アンジェラ・カーター   
脚本:    ニール・ジョーダン   
撮影:    ブライアン・ロフタス   
編集:    ロドニー・ホランド   
音楽:    ジョージ・フェントン

出演:    アンジェラ・ランズベリー   
            サラ・パターソン   
            スティーヴン・レイ   
            デヴィッド・ワーナー   
            グレアム・クラウデン   
            テレンス・スタンプ   
            ブライアン・グローヴァー

2014年12月17日水曜日

マインドキラー 悪夢の第二生命体

「マインドキラー 悪夢の第二生命体」


80年代製作の日本未公開B級ホラー。

図書館で働くウォーレンは鈍臭く女性に相手にされない男だったが、偶然職場で見つけたある「論文」を読んだ事から人間の心を操ったり念力など超能力が使えるようになり…という感じのストーリー。

そもそも論文を読んだだけで超能力が身に付くなんてどんな凄い論文?とかさらにそんな凄い力を得たのに使うのがナンパ目的だったり、念力も女性のファスナー上げるのに使ったりとか…
しょうもない人間が分不相応な力を得るとしょうもない事になるという話なのかも(笑)

ただホラーな見せ場的にはちょっとだけだが、手作り感がイイ特殊メイク造形シーンは適度にグロ汚い感じで結構面白く、一瞬映るおそらくコウモリをモチーフにして作ったであろうクリーチャーなんかはわりと好きな感じのデザインだった☆



「マインドキラー 悪夢の第二生命体」
MIND KILLER

1987年 アメリカ/86分

監督:    マイケル・クルーガー   
原案:    ダグ・オルソン   
            マイケル・クルーガー   
脚本:    デイブ・シポス   
            カーティス・ハナム   
            マイケル・クルーガー   
音楽:    ジェフリー・ウッド

出演:    ジョー・マクドナルド   
            シャーリー・ロス   
      クリストファー・ウォード   
            ケヴィン・ハート

2014年12月10日水曜日

ショッカー

「ショッカー」


「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン監督が撮った超常殺人鬼ホラー。

“ショッカー”というと日本では「仮面ライダー」に登場する悪の組織というのが頭に浮かぶかもしれないがライダーとは全く関係ない映画。

内容は連続殺人鬼ピンカーが逮捕、電気椅子で死刑執行されるも魔術で電気体となり電源やTVからTVに渡り行き殺人を繰り返すという感じ。

「エルム街~」のフレディは人の夢の中に棲むという特異な設定だったがこのピンカーの電気体発想も独特で面白い。

高校生の時に劇場で観たのだが個人的には「エルム街~」より好きな作品。

また好きな理由として“メタル”テイストが演出や映像に活かされている点も重要☆

まずオープニングに流れるテーマ曲を歌うバンド「Dudes of Wrath」はKissやWhite Snakeのメンバー、Alice Cooperが映画の為に結集したスペシャルバンドだったり、ピンカーが死刑執行されるシーンではAlice Cooperの名曲“Nomore Mr. Niceguy”をMegadethによってカバーしたものがかかっていたり、Dangerous Toysの“Demon Bell”も良い♪
メタラーはサントラ必聴!

また劇中ピンカーが出入りするTV映像の中にもAlice Cooperのライブ映像が使われていたりするのも要チェックである。

ピンカー役のミッチ・ピレッジは今となっては「Xファイル」のFBI副長官役の方が有名かもしれないが観た当時、このスキンヘッドの殺人鬼キャラは結構強烈に印象に残ったし、後で考えたらどことなくPanteraのフィル・アンセルモに似た印象も受ける。

というわけであまり知られていないが“メタル”テイスト溢れる殺人鬼ホラーの名作だと私は思う。




「ショッカー」
SHOCKER

1989年 アメリカ/110分

監督:    ウェス・クレイヴン   
製作総指揮:    シェップ・ゴードン   
            ウェス・クレイヴン   
脚本:    ウェス・クレイヴン   
撮影:    ジャック・ヘイトキン   
音楽:    ウィリアム・ゴールドスタイン

出演:    マイケル・マーフィ   
            ミッチ・ピレッジ   
            ジョン・テッシュ   
            ヘザー・ランゲンカンプ   
            ピーター・バーグ

2014年12月3日水曜日

バスケットケース

「バスケットケース」

子供の頃に親がレンタルビデオで借りてきてよくわからず観てしまったら結構ショッキングだったホラー。




内容は切り離されたシャム双生児の兄弟が畸形の兄をバスケットケースに忍ばせ自分たちを切り離した医者などに復讐していくという感じの話。


チープな作りながら兄ベリアルの異様な造形がインパクト大だったし、単なるB級ホラーというのではなく、五体満足で美青年である弟に対する兄の愛情と憎悪、確執、哀しみが描かれた部分は素晴らしく、カルトホラーの名作の1本だと思う。


また弟へのやるせない思いを爆発させて部屋で暴れるベリアルのシーンがあるのだが、このシーンは今は懐かしいストップモーションアニメで作られており、ちょっとコメディタッチを感じさせたり非常に味のある映像になっていて、こればチェックすべきお薦めのシーン☆



「バスケットケース」
BASKET CASE

1982年 アメリカ/93分

監督:    フランク・ヘネンロッター   
製作:    エドガー・レヴィンズ   
製作総指揮:    アーニー・ブルック   
                 トム・ケイ   
脚本:    フランク・ヘネンロッター   
撮影:    ブルース・トーベット   
音楽:    ガス・ラッソウ

出演:    ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック   
            テリー・スーザン・スミス   
            ビヴァリー・ボナー

2014年11月26日水曜日

墓地裏の家

「墓地裏の家」

ホラー雑誌などでよくタイトルや劇中画像を目にしていたし、「サンゲリア」のルチオ・フルチ監督作品という事で前から気になっていながら実はごく最近まで観た事がなかった映画。

夢人塔の浅尾典彦さんのイベント「ホラーマニアックス8」で上映されたので観たのだが、何ともフルチらしいというか多少ワケわからない感じなどが逆に良い(笑)

内容は謎の自殺をした同僚の研究の引き継ぎをする為、家族と共にその自殺があった家に引っ越してきた歴史学者が家にまつわる怪奇現象と殺人事件に遭遇していき…という感じ。

この映画での一番目をひいたのはやはりキーとなる怪奇キャラクター“フロイトシュタイン博士”である。
芋のお化けみたいな独特の頭部造形が面白いし、ヴィジュアルだけでのインパクトも大きい☆

また冒頭からの惨殺シーンはアルジェントの「フェノミナ」での冒頭殺害シーンを彷彿させる方法だし(フェノミナより前の作品なので実は影響があったのかも?)、“墓地裏の家”自体の内装や雰囲気もイタリアンホラーらしい胡散臭い感じで結構良い☆

それにウォルター・リッツァートによるテーマ曲も印象的だが、何かメタルファン的にはメガデスのデビューアルバム「Killing Is My Business... and Business Is Good!」の1曲目「Last Rites/Loved to Death」のイントロ部分に似た感じがしてメガデスのデイヴ・ムステインも実はこの映画のファン?とか勝手に思ってしまった。






「墓地裏の家」
QUELLA VILLA ACCANTO AL CIMITERO
THE HOUSE BY THE CEMETERY

1981年 イタリア/89分


監督:    ルチオ・フルチ   
製作:    ファブリッツィオ・デ・アンジェリス   
脚本:    ルチオ・フルチ   
            ダルダーノ・サケッティ   
            ジョルジオ・マリウッツォ   
撮影:    セルジオ・サルヴァティ   
特殊効果: ジノ・デ・ロッシ   
特殊メイク: ジャンネット・デ・ロッシ   
音楽:    ウォルター・リッツァート

出演:    カトリオーナ・マッコール   
            パオロ・マルコ   
            ジョヴァンニ・デ・ナヴァ   
            アニア・ピエローニ   
            ダグマー・ラッサンダー   
            カルロ・デ・メイヨ   
            ダニエラ・ドリア

2014年11月19日水曜日

エルム街の悪夢

「エルム街の悪夢」

言わずと知れたホラー映画の有名シリーズ第1作。
夢に棲む殺人鬼フレディがエルム街の子供たちを夢の中で殺していくというストーリーは当時斬新で人が生きるのに必要な「睡眠」が死と恐怖につながるという設定は恐ろしい。

この映画を初めて観たのはTV放送でだが、正直めっちゃ期待して観たながら画面が暗すぎて何だかよくわからないし、シーン的には殺されたティナの口から出てくるムカデ、天井に浮き上げられ血塗れになるグレン、お風呂で眠りについてしまったナンシーの股の間から出てくる鉄の爪、受話器から舌などヴィジュアル的に印象的なシーンが多く、殺人鬼キャラとしては手袋にナイフをつけるというキチガイな発想の武器を使い、当時の無口な他の殺人鬼キャラと違って饒舌でブラックユーモアに富んだ“フレディ”という存在は画期的だったが映画全体としてはそんなに面白いと思えなかった記憶がある。

ただ今思うとあの暗過ぎる画面は劇場で観たら映えてくるだろうし、音響効果とも相乗効果で結構良かったのでは?という考えもある。
それにツッコミ所というか、ラストの扉のあんな小さい窓に人間がスポッと入ってしまう妙なおかしさとか、ああいう演出もある意味“夢”を意識した現実離れしたギミックだったのかもしれないと思う。





「エルム街の悪夢」
A NIGHTMARE ON ELM STREET

1984年 アメリカ/91分

監督:    ウェス・クレイヴン   
製作:    スタンリー・ダデルソン   
        ジョセフ・ウルフ   
            ロバート・シェイ   
脚本:    ウェス・クレイヴン   
撮影:    ジャック・ヘイトキン   
音楽:    チャールズ・バーンスタイン

出演:    ヘザー・ランゲンカンプ   
            ジョン・サクソン   
            ロニー・ブレイクリー   
            ロバート・イングランド   
            アマンダ・ワイス   
            ニック・コッリ   
            ジョニー・デップ   
            チャールズ・フライシャー