「ショッカー」
「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン監督が撮った超常殺人鬼ホラー。
“ショッカー”というと日本では「仮面ライダー」に登場する悪の組織というのが頭に浮かぶかもしれないがライダーとは全く関係ない映画。
内容は連続殺人鬼ピンカーが逮捕、電気椅子で死刑執行されるも魔術で電気体となり電源やTVからTVに渡り行き殺人を繰り返すという感じ。
「エルム街~」のフレディは人の夢の中に棲むという特異な設定だったがこのピンカーの電気体発想も独特で面白い。
高校生の時に劇場で観たのだが個人的には「エルム街~」より好きな作品。
また好きな理由として“メタル”テイストが演出や映像に活かされている点も重要☆
まずオープニングに流れるテーマ曲を歌うバンド「Dudes of Wrath」はKissやWhite Snakeのメンバー、Alice Cooperが映画の為に結集したスペシャルバンドだったり、ピンカーが死刑執行されるシーンではAlice Cooperの名曲“Nomore Mr. Niceguy”をMegadethによってカバーしたものがかかっていたり、Dangerous Toysの“Demon Bell”も良い♪
メタラーはサントラ必聴!
また劇中ピンカーが出入りするTV映像の中にもAlice Cooperのライブ映像が使われていたりするのも要チェックである。
ピンカー役のミッチ・ピレッジは今となっては「Xファイル」のFBI副長官役の方が有名かもしれないが観た当時、このスキンヘッドの殺人鬼キャラは結構強烈に印象に残ったし、後で考えたらどことなくPanteraのフィル・アンセルモに似た印象も受ける。
というわけであまり知られていないが“メタル”テイスト溢れる殺人鬼ホラーの名作だと私は思う。
「ショッカー」
SHOCKER
1989年 アメリカ/110分
監督: ウェス・クレイヴン
製作総指揮: シェップ・ゴードン
ウェス・クレイヴン
脚本: ウェス・クレイヴン
撮影: ジャック・ヘイトキン
音楽: ウィリアム・ゴールドスタイン
出演: マイケル・マーフィ
ミッチ・ピレッジ
ジョン・テッシュ
ヘザー・ランゲンカンプ
ピーター・バーグ
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