「マッドマックス」
近未来を舞台にしたオーストラリア産ヴァイオレンスアクション映画。
内容は暴走族との戦いの中、警官マックスは友人や妻子を殺され、遂に怒りの復讐を開始する…という物語としてはわかりやすい復讐劇ながら、その映像表現は観た当時かなり衝撃的だった。
地面スレスレの視点で見せる大迫力なバイクやカーチェイスのアクションシーン、容赦のない暴力描写とマックスの残虐な復讐方法などこれまで観たアクション系映画とは違う尖った魅力満載で凄く印象に残っている。(残虐描写でいうなら、ラストシーンはソリッドシチュエーションスリラーの名作「SAW」が影響受けたのでは?と思えるアイデアが面白い☆)
更に私の趣味的にはマックスやマックスの同僚のグースが纏う“完全武装”な警官のレザー制服も凄く響いた♪
ライダースジャケットに鋼鉄のプロテクターが付いていたり、暴走族に対抗する“力”のイメージとして強烈なインパクトがある。
また暴走族の描き方もこれまで私が映像などで知っていた日本の暴走族やアメリカのハーレー系アウトローバイカーとも違ったイメージでちゃんとヘルメットかぶっていたり、バイクの改造方向性も機動力重視の近未来派バイカーというか、オーストラリアならではの独特さが面白い。(実際本物の現地の暴走族を出演させていたというのにも驚いたが)
「マッドマックス」というと続編で核戦争後っぽい世界を描いた「マッドマックス2」のイメージが世間的には知られているが、私的にはシリーズではこの1作目が一番好き☆
「マッドマックス」
MADMAX
1979年 オーストラリア/94分
監督: ジョージ・ミラー
製作: バイロン・ケネディ
脚本: ジェームズ・マッカウスランド
ジョージ・ミラー
撮影: デヴィッド・エグビー
音楽: ブライアン・メイ
出演: メル・ギブソン
ジョアンヌ・サミュエル
スティーヴ・ビズレー
ヒュー・キース・バーン
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