「ダーティハリー」
クリント・イーストウッドの代表作ともいえるシリーズの第1作。
アメリカ・サンフランシスコで続発する狙撃殺人事件。その犯人は“サソリ”と名乗る殺人鬼だった…そしてその事件の捜査にあたるのは市警で“ダーティハリー”の異名を持つハリー・キャラハン刑事。
彼は犯人逮捕の為にはルールに縛られない強引なやり方で任務を遂行していく…というような内容。
この映画の魅力は何といってもハリー・キャラハンの強烈な個性だが、こういう「悪を制する為に自らも非情な手段を使う」というキャラクターは後の「マッドマックス」なんかにも大きな影響があったと思う。
それから忘れてはならないのがハリーが使うというS&W マグナム44の存在。象も撃ち殺すというとんでもない銃を使うハリーのキャラクターが一層際立つし、「ダーティハリー」という作品においてもうひとつの主役であるとも言えると思う。
また悪役「サソリ」の異常な描写もさすがに実際の殺人鬼「ゾディアック」をモデルにしただけあって結構なリアリティを感じる不気味さで、ハリーの強烈さに劣らない異様さが激突するというシチュエーションは好きな感じ。
ちなみにサソリを演じたアンディ・ロビンソンは後に出演する「ヘルレイザー」ではホラー映画での出演なのにあえて全く善良な父親役をするという、ある意味意外で面白いキャスティングにされていたのは、この「ダーティハリー」での役のイメージに対する洒落だったのかも?
オススメ刑事アクション映画の1本☆
「ダーティハリー」
DIRTY HARRY
1971年 アメリカ/103分
監督: ドン・シーゲル
製作: ドン・シーゲル
製作総指揮: ロバート・デイリー
原案: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
脚本: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
ディーン・リーズナー
撮影: ブルース・サーティース
音楽: ラロ・シフリン
出演: クリント・イーストウッド
ハリー・ガーディノ
アンディ・ロビンソン
ジョン・ヴァーノン
レニ・サントーニ
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