「死霊のはらわた」
80年代のスプラッターホラーを代表する作品。
深夜のTV放送で初めて観た時はエゲツな過ぎてかなりな衝撃だった。
内容は田舎に遊びに来た若者たちが泊まる別荘で見つけた得体の知れない「死者の書」とそれの研究に関連した録音を再生した事から邪悪な死霊が復活し、若者たちに次々取り憑いてしまい…といった単純な話。
だが、この映画の見所はその単純な設定ゆえに際立つ甦った死霊のグロ汚いヴィジュアルに加え、死霊と血みどろで戦ったり、どんどん過激に身体破壊、目玉エグリ、腐乱、内臓ぶちまけなどグログロなシーンがえんえん続くという映像のインパクトである。
特殊メイクでは特にラスト近くのストップモーションを使った“死者の書”の描写のシーンなんかも味があって好きなシーン。
私的に80年代のスプラッターホラーではこの映画を超える描写のものは無く、そのやり過ぎ感は“怖い”というより何となく“笑い”たくなるほどおかしく、こういう度を超えた見せ方をする映画は大好き☆
「死霊のはらわた」
THE EVIL DEAD
1981年 アメリカ/86分
監督: サム・ライミ
製作: ロバート・G・タパート
製作総指揮: ブルース・キャンベル
ロバート・G・タパート
サム・ライミ
脚本: サム・ライミ
撮影: ティム・ファイロ
編集: エドナ・ルース・ポール
音楽: ジョセフ・ロドゥカ
編集助手: ジョエル・コーエン
出演: ブルース・キャンベル
エレン・サンドワイズ
ベッツィ・ベイカー
画家・近藤宗臣が描く映画テーマのオマージュアート作品の紹介と、独断と偏見で書く映画の感想ブログ☆ 不定期更新。 ★当ブログ掲載作品は一部を除き販売中です(2.000円~5.000円)通販可(送料500円)ご購入希望の方はお問合せ下さい。 ★当ブログ掲載のような映画オマージュ作品をお客様の好きな映画でお描きします☆(ポストカードサイズ/◆カラー5.000円/◆白黒3.500円/額付)通販も可(送料500円)お気軽にご依頼下さい。 ★作品販売および依頼について詳しくはsawsin@world.odn.ne.jpまでお問合せ下さい。
2014年12月31日水曜日
2014年12月24日水曜日
狼の血族
「狼の血族」
「人狼」テーマのホラー映画の中では特に好きな作品。
一番最初に観たのは多分TVの「日曜洋画劇場」か何かの放送だった気がするが、映像の感じが好き過ぎてかって京都駅近くにあった「ルネサンスホール」という所でスクリーンでの無料上映会があると聞き、わざわざ観に行ったくらい(字幕がなかったが)。
この映画を監督した二ール・ジョーダンといえば「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「クライング・ゲーム」が有名だが私は彼の監督作ではこの作品が一番好き☆
グリム童話の「赤頭巾」をベースにしたホラーながら、その独特の幻想的な映像美と人狼シーンのユニークな見せ方は私がそれまで観た事のある「ハウリング」や「狼男アメリカン」など人狼ホラーとは全く違う印象でとても良かった。
特に人から狼への変身シーンは人の口の中から狼の口が出てくるという奇妙な描写があったりと面白く注目!
どちらかというとホラーというよりはファンタジー色が強い作品だがホラーファンにも十分楽しめる秀作だと思う。
「狼の血族」
THE COMPANY OF WOLVES
1984年 イギリス/95分
監督: ニール・ジョーダン
製作: クリス・ブラウン
スティーヴン・ウーリー
製作総指揮: ニック・パウエル
スティーヴン・ウーリー
原案: アンジェラ・カーター
脚本: ニール・ジョーダン
撮影: ブライアン・ロフタス
編集: ロドニー・ホランド
音楽: ジョージ・フェントン
出演: アンジェラ・ランズベリー
サラ・パターソン
スティーヴン・レイ
デヴィッド・ワーナー
グレアム・クラウデン
テレンス・スタンプ
ブライアン・グローヴァー
「人狼」テーマのホラー映画の中では特に好きな作品。
一番最初に観たのは多分TVの「日曜洋画劇場」か何かの放送だった気がするが、映像の感じが好き過ぎてかって京都駅近くにあった「ルネサンスホール」という所でスクリーンでの無料上映会があると聞き、わざわざ観に行ったくらい(字幕がなかったが)。
この映画を監督した二ール・ジョーダンといえば「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「クライング・ゲーム」が有名だが私は彼の監督作ではこの作品が一番好き☆
グリム童話の「赤頭巾」をベースにしたホラーながら、その独特の幻想的な映像美と人狼シーンのユニークな見せ方は私がそれまで観た事のある「ハウリング」や「狼男アメリカン」など人狼ホラーとは全く違う印象でとても良かった。
特に人から狼への変身シーンは人の口の中から狼の口が出てくるという奇妙な描写があったりと面白く注目!
どちらかというとホラーというよりはファンタジー色が強い作品だがホラーファンにも十分楽しめる秀作だと思う。
「狼の血族」
THE COMPANY OF WOLVES
1984年 イギリス/95分
監督: ニール・ジョーダン
製作: クリス・ブラウン
スティーヴン・ウーリー
製作総指揮: ニック・パウエル
スティーヴン・ウーリー
原案: アンジェラ・カーター
脚本: ニール・ジョーダン
撮影: ブライアン・ロフタス
編集: ロドニー・ホランド
音楽: ジョージ・フェントン
出演: アンジェラ・ランズベリー
サラ・パターソン
スティーヴン・レイ
デヴィッド・ワーナー
グレアム・クラウデン
テレンス・スタンプ
ブライアン・グローヴァー
2014年12月17日水曜日
マインドキラー 悪夢の第二生命体
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhNZvkvSf3ZnqSIoZCAxVqGpDCdexg9tZ-pCvGOwJklwYAKrTgmwAsBPH1LcCqTUArnHHyac31Z8eaaMo_81dIeS8_4xxS7rd45isbK4NoAOQaerD_HwNfIlm16OnYiTNCo1HUrYd2iS3c/s1600/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%82%AA%E5%A4%A2%E3%81%AE%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BD%93.jpg)
80年代製作の日本未公開B級ホラー。
図書館で働くウォーレンは鈍臭く女性に相手にされない男だったが、偶然職場で見つけたある「論文」を読んだ事から人間の心を操ったり念力など超能力が使えるようになり…という感じのストーリー。
そもそも論文を読んだだけで超能力が身に付くなんてどんな凄い論文?とかさらにそんな凄い力を得たのに使うのがナンパ目的だったり、念力も女性のファスナー上げるのに使ったりとか…
しょうもない人間が分不相応な力を得るとしょうもない事になるという話なのかも(笑)
ただホラーな見せ場的にはちょっとだけだが、手作り感がイイ特殊メイク造形シーンは適度にグロ汚い感じで結構面白く、一瞬映るおそらくコウモリをモチーフにして作ったであろうクリーチャーなんかはわりと好きな感じのデザインだった☆
「マインドキラー 悪夢の第二生命体」
MIND KILLER
1987年 アメリカ/86分
監督: マイケル・クルーガー
原案: ダグ・オルソン
マイケル・クルーガー
脚本: デイブ・シポス
カーティス・ハナム
マイケル・クルーガー
音楽: ジェフリー・ウッド
出演: ジョー・マクドナルド
シャーリー・ロス
クリストファー・ウォード
ケヴィン・ハート
2014年12月10日水曜日
ショッカー
「ショッカー」
「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン監督が撮った超常殺人鬼ホラー。
“ショッカー”というと日本では「仮面ライダー」に登場する悪の組織というのが頭に浮かぶかもしれないがライダーとは全く関係ない映画。
内容は連続殺人鬼ピンカーが逮捕、電気椅子で死刑執行されるも魔術で電気体となり電源やTVからTVに渡り行き殺人を繰り返すという感じ。
「エルム街~」のフレディは人の夢の中に棲むという特異な設定だったがこのピンカーの電気体発想も独特で面白い。
高校生の時に劇場で観たのだが個人的には「エルム街~」より好きな作品。
また好きな理由として“メタル”テイストが演出や映像に活かされている点も重要☆
まずオープニングに流れるテーマ曲を歌うバンド「Dudes of Wrath」はKissやWhite Snakeのメンバー、Alice Cooperが映画の為に結集したスペシャルバンドだったり、ピンカーが死刑執行されるシーンではAlice Cooperの名曲“Nomore Mr. Niceguy”をMegadethによってカバーしたものがかかっていたり、Dangerous Toysの“Demon Bell”も良い♪
メタラーはサントラ必聴!
また劇中ピンカーが出入りするTV映像の中にもAlice Cooperのライブ映像が使われていたりするのも要チェックである。
ピンカー役のミッチ・ピレッジは今となっては「Xファイル」のFBI副長官役の方が有名かもしれないが観た当時、このスキンヘッドの殺人鬼キャラは結構強烈に印象に残ったし、後で考えたらどことなくPanteraのフィル・アンセルモに似た印象も受ける。
というわけであまり知られていないが“メタル”テイスト溢れる殺人鬼ホラーの名作だと私は思う。
「ショッカー」
SHOCKER
1989年 アメリカ/110分
監督: ウェス・クレイヴン
製作総指揮: シェップ・ゴードン
ウェス・クレイヴン
脚本: ウェス・クレイヴン
撮影: ジャック・ヘイトキン
音楽: ウィリアム・ゴールドスタイン
出演: マイケル・マーフィ
ミッチ・ピレッジ
ジョン・テッシュ
ヘザー・ランゲンカンプ
ピーター・バーグ
「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン監督が撮った超常殺人鬼ホラー。
“ショッカー”というと日本では「仮面ライダー」に登場する悪の組織というのが頭に浮かぶかもしれないがライダーとは全く関係ない映画。
内容は連続殺人鬼ピンカーが逮捕、電気椅子で死刑執行されるも魔術で電気体となり電源やTVからTVに渡り行き殺人を繰り返すという感じ。
「エルム街~」のフレディは人の夢の中に棲むという特異な設定だったがこのピンカーの電気体発想も独特で面白い。
高校生の時に劇場で観たのだが個人的には「エルム街~」より好きな作品。
また好きな理由として“メタル”テイストが演出や映像に活かされている点も重要☆
まずオープニングに流れるテーマ曲を歌うバンド「Dudes of Wrath」はKissやWhite Snakeのメンバー、Alice Cooperが映画の為に結集したスペシャルバンドだったり、ピンカーが死刑執行されるシーンではAlice Cooperの名曲“Nomore Mr. Niceguy”をMegadethによってカバーしたものがかかっていたり、Dangerous Toysの“Demon Bell”も良い♪
メタラーはサントラ必聴!
また劇中ピンカーが出入りするTV映像の中にもAlice Cooperのライブ映像が使われていたりするのも要チェックである。
ピンカー役のミッチ・ピレッジは今となっては「Xファイル」のFBI副長官役の方が有名かもしれないが観た当時、このスキンヘッドの殺人鬼キャラは結構強烈に印象に残ったし、後で考えたらどことなくPanteraのフィル・アンセルモに似た印象も受ける。
というわけであまり知られていないが“メタル”テイスト溢れる殺人鬼ホラーの名作だと私は思う。
「ショッカー」
SHOCKER
1989年 アメリカ/110分
監督: ウェス・クレイヴン
製作総指揮: シェップ・ゴードン
ウェス・クレイヴン
脚本: ウェス・クレイヴン
撮影: ジャック・ヘイトキン
音楽: ウィリアム・ゴールドスタイン
出演: マイケル・マーフィ
ミッチ・ピレッジ
ジョン・テッシュ
ヘザー・ランゲンカンプ
ピーター・バーグ
2014年12月3日水曜日
バスケットケース
「バスケットケース」
子供の頃に親がレンタルビデオで借りてきてよくわからず観てしまったら結構ショッキングだったホラー。
内容は切り離されたシャム双生児の兄弟が畸形の兄をバスケットケースに忍ばせ自分たちを切り離した医者などに復讐していくという感じの話。
チープな作りながら兄ベリアルの異様な造形がインパクト大だったし、単なるB級ホラーというのではなく、五体満足で美青年である弟に対する兄の愛情と憎悪、確執、哀しみが描かれた部分は素晴らしく、カルトホラーの名作の1本だと思う。
また弟へのやるせない思いを爆発させて部屋で暴れるベリアルのシーンがあるのだが、このシーンは今は懐かしいストップモーションアニメで作られており、ちょっとコメディタッチを感じさせたり非常に味のある映像になっていて、こればチェックすべきお薦めのシーン☆
「バスケットケース」
BASKET CASE
1982年 アメリカ/93分
監督: フランク・ヘネンロッター
製作: エドガー・レヴィンズ
製作総指揮: アーニー・ブルック
トム・ケイ
脚本: フランク・ヘネンロッター
撮影: ブルース・トーベット
音楽: ガス・ラッソウ
出演: ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
テリー・スーザン・スミス
ビヴァリー・ボナー
子供の頃に親がレンタルビデオで借りてきてよくわからず観てしまったら結構ショッキングだったホラー。
内容は切り離されたシャム双生児の兄弟が畸形の兄をバスケットケースに忍ばせ自分たちを切り離した医者などに復讐していくという感じの話。
チープな作りながら兄ベリアルの異様な造形がインパクト大だったし、単なるB級ホラーというのではなく、五体満足で美青年である弟に対する兄の愛情と憎悪、確執、哀しみが描かれた部分は素晴らしく、カルトホラーの名作の1本だと思う。
また弟へのやるせない思いを爆発させて部屋で暴れるベリアルのシーンがあるのだが、このシーンは今は懐かしいストップモーションアニメで作られており、ちょっとコメディタッチを感じさせたり非常に味のある映像になっていて、こればチェックすべきお薦めのシーン☆
「バスケットケース」
BASKET CASE
1982年 アメリカ/93分
監督: フランク・ヘネンロッター
製作: エドガー・レヴィンズ
製作総指揮: アーニー・ブルック
トム・ケイ
脚本: フランク・ヘネンロッター
撮影: ブルース・トーベット
音楽: ガス・ラッソウ
出演: ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
テリー・スーザン・スミス
ビヴァリー・ボナー
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