「ヘルゾンビ」
日本劇場未公開ホラー。
突如世界中で9歳以下の子供たちが昏睡状態に陥り、その後生まれた子供も全て昏睡状態で生まれ、子供たちがいなくなってしまった世界…しかし10年後、昏睡状態から目覚めた彼らは大人たちを襲い始め…というような話。
私が好きな「ヘルレイザー」のクライヴ・バーカーが製作したホラーという事で期待して観たものの、正直「ウ~ン…」な物足りなさ。
破滅的未来な世界観設定はそれなりに良いし、設定的には昔観た「ザ・チャイルド」をバーカー的解釈で作ったような感じだったり、価値観の反転など多少ひねった部分はバーカーらしいと感じたが、映画全体的に流れるキーワードとしてあるのだろうキリスト教圏なりの理屈の主張が日本人からするとピンとこな事や見せ場が大して無いのが何かパッとしない印象。
甦った子供たち全員の意識がつながっていてだんだん攻撃が進化していく過程などは怖い設定ながら結局何でああなったのかという説明も一切何もないし、観終わって????な気分。
それに邦題が悪い!「ヘルゾンビ」って…
集団で襲ってくる様子とか負傷してもフラフラ襲ってくる様子など確かにゾンビっぽいが、あの連中は別に死人ではないし、ゾンビっぽい様子とヘルレイザーのバーカー製作ってだけでヘルレイザーの“ヘル”と“ゾンビ”を組み合わせてだけっぽい邦題は安易過ぎ!
という事で前に観た同じくバーカー絡みのゴミ映画「ロウヘッドレックス」よりかはだいぶマシながらバーカー本来の良さはイマイチ感じられない映画。
「ヘルゾンビ」
CLIVE BARKER'S THE PLAGUE
2006年 アメリカ/88分
監督: ハル・メイソンバーグ
製作: クライヴ・バーカー
マット・ミリッチ
ジョーグ・サラレグイ
ティム・オヘア
マーティン・ワイリー
製作総指揮: クリス・ジーヴァニッヒ
マイケル・アルモッグ
ジョセフ・デイリー
アンソニー・ディブラシ
コーリー・メイ
マイケル・ドゥーマ・ウェンズシャー
脚本: ハル・メイソンバーグ
ティール・ミントン
撮影: ビル・バトラー
出演: ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
イワナ・ミルセヴィッチ
ブラッド・ハント
ジョシュア・クローズ
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