画家・近藤宗臣が描く映画テーマのオマージュアート作品の紹介と、独断と偏見で書く映画の感想ブログ☆ 不定期更新。 ★当ブログ掲載作品は一部を除き販売中です(2.000円~5.000円)通販可(送料500円)ご購入希望の方はお問合せ下さい。 ★当ブログ掲載のような映画オマージュ作品をお客様の好きな映画でお描きします☆(ポストカードサイズ/◆カラー5.000円/◆白黒3.500円/額付)通販も可(送料500円)お気軽にご依頼下さい。 ★作品販売および依頼について詳しくはsawsin@world.odn.ne.jpまでお問合せ下さい。
2015年3月25日水曜日
殺人愛好症の男
「殺人愛好症の男」
日本劇場未公開作品。
内容は女性連続殺人事件が続く中、親友を失った女流作家のところに“犯人を知っている”という探偵を名乗る男がコンタクトをとってくる…そしてその男が犯人だと告げた人物が意外なだけでなく、男自身も怪しく…一体誰が真犯人なのか物語は二転三転していき…というようなサスペンス物。
「サイコ」の殺人鬼ノーマン・ベイツ役で知られるアンソニー・パーキンスの遺作となった作品ながら意外と知られていない佳作サスペンス。
犯人候補が次々登場し入れ替わったり最後まで飽きさせず見せてくれたり結構楽しめるが、パーキンス演じる探偵が毎回登場するシーンは作り手が狙ってるのか顔の表情からしてあからさまに怪しい(笑)
「殺人愛好症の男」
IN THE DEEP WOODS
1992年 アメリカ/95分
監督: チャールズ・コレル
製作: ジョエル・フィールズ
ロン・ギルバート
製作総指揮: フレデリック・ゴルチャン
レオナルド・ヒル
原作: ニコラス・コンデ
脚本: ロバート・ナサン
ロバート・ローゼンブラム
撮影: ジェームズ・グレノン
音楽: シルヴェスター・リヴェイ
出演: ロザンナ・アークエット
アンソニー・パーキンス
ウィル・パットン
2015年3月18日水曜日
ダーティハリー
「ダーティハリー」
クリント・イーストウッドの代表作ともいえるシリーズの第1作。
アメリカ・サンフランシスコで続発する狙撃殺人事件。その犯人は“サソリ”と名乗る殺人鬼だった…そしてその事件の捜査にあたるのは市警で“ダーティハリー”の異名を持つハリー・キャラハン刑事。
彼は犯人逮捕の為にはルールに縛られない強引なやり方で任務を遂行していく…というような内容。
この映画の魅力は何といってもハリー・キャラハンの強烈な個性だが、こういう「悪を制する為に自らも非情な手段を使う」というキャラクターは後の「マッドマックス」なんかにも大きな影響があったと思う。
それから忘れてはならないのがハリーが使うというS&W マグナム44の存在。象も撃ち殺すというとんでもない銃を使うハリーのキャラクターが一層際立つし、「ダーティハリー」という作品においてもうひとつの主役であるとも言えると思う。
また悪役「サソリ」の異常な描写もさすがに実際の殺人鬼「ゾディアック」をモデルにしただけあって結構なリアリティを感じる不気味さで、ハリーの強烈さに劣らない異様さが激突するというシチュエーションは好きな感じ。
ちなみにサソリを演じたアンディ・ロビンソンは後に出演する「ヘルレイザー」ではホラー映画での出演なのにあえて全く善良な父親役をするという、ある意味意外で面白いキャスティングにされていたのは、この「ダーティハリー」での役のイメージに対する洒落だったのかも?
オススメ刑事アクション映画の1本☆
「ダーティハリー」
DIRTY HARRY
1971年 アメリカ/103分
監督: ドン・シーゲル
製作: ドン・シーゲル
製作総指揮: ロバート・デイリー
原案: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
脚本: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
ディーン・リーズナー
撮影: ブルース・サーティース
音楽: ラロ・シフリン
出演: クリント・イーストウッド
ハリー・ガーディノ
アンディ・ロビンソン
ジョン・ヴァーノン
レニ・サントーニ
クリント・イーストウッドの代表作ともいえるシリーズの第1作。
アメリカ・サンフランシスコで続発する狙撃殺人事件。その犯人は“サソリ”と名乗る殺人鬼だった…そしてその事件の捜査にあたるのは市警で“ダーティハリー”の異名を持つハリー・キャラハン刑事。
彼は犯人逮捕の為にはルールに縛られない強引なやり方で任務を遂行していく…というような内容。
この映画の魅力は何といってもハリー・キャラハンの強烈な個性だが、こういう「悪を制する為に自らも非情な手段を使う」というキャラクターは後の「マッドマックス」なんかにも大きな影響があったと思う。
それから忘れてはならないのがハリーが使うというS&W マグナム44の存在。象も撃ち殺すというとんでもない銃を使うハリーのキャラクターが一層際立つし、「ダーティハリー」という作品においてもうひとつの主役であるとも言えると思う。
また悪役「サソリ」の異常な描写もさすがに実際の殺人鬼「ゾディアック」をモデルにしただけあって結構なリアリティを感じる不気味さで、ハリーの強烈さに劣らない異様さが激突するというシチュエーションは好きな感じ。
ちなみにサソリを演じたアンディ・ロビンソンは後に出演する「ヘルレイザー」ではホラー映画での出演なのにあえて全く善良な父親役をするという、ある意味意外で面白いキャスティングにされていたのは、この「ダーティハリー」での役のイメージに対する洒落だったのかも?
オススメ刑事アクション映画の1本☆
「ダーティハリー」
DIRTY HARRY
1971年 アメリカ/103分
監督: ドン・シーゲル
製作: ドン・シーゲル
製作総指揮: ロバート・デイリー
原案: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
脚本: ハリー・ジュリアン・フィンク
R・M・フィンク
ディーン・リーズナー
撮影: ブルース・サーティース
音楽: ラロ・シフリン
出演: クリント・イーストウッド
ハリー・ガーディノ
アンディ・ロビンソン
ジョン・ヴァーノン
レニ・サントーニ
2015年3月11日水曜日
サスペリアPART2
「サスペリアPART2」
イタリアンホラーの第一人者であるダリオ・アルジェント監督の世界を象徴しているともいえる作品。
ただ邦題「サスペリアPART2」とあるものの「サスペリア」とはストーリー的に全く関係ない。
女予言者の殺害から始まる連続殺人を描くサイコスリラーな物語だが、最初私がこの映画を観たのは多分小学生くらいの頃で、全然話がわからなかったものの、とにかくラストの(ネタバレになるので詳しくは言わないが)ネックレスとエレベーターのシーンがとんでもなく怖くて長年あの映画は何だったのかと思ってたら、本格的にホラーにハマりだしてレンタルビデオもよく借りるようになった頃に「これだったのか!」と再認識した作品でもある。
アルジェントの撮る映画には主に私が観た感じ「サスペリア」、「インフェルノ」のようなオカルト系、もしくはこの「サスペリアPART2」や「シャドー」のようなスリラー系作品の二分化があると思うが、私的にはスリラー系の方が好み☆
アルジェントの映画ではオカルト系にも共通するが何より殺害シーンの見せ方に尋常じゃないこだわりを感じて芸術の域にまでいってると思うし、スリラー系の描写としては“殺人者の視点”で進むカメラワークとか(これも相当こだわってるっぽい)黒皮手袋の使用などあらゆる演出が私の琴線に引っかかって素晴らしい!
またプログレッシブロックバンド「ゴブリン」のスコア(この映画のテーマ曲でも破滅的な印象を感じるメロディはとても格好良い!)を使っていたり映像と音の絶妙な融合は映画展開のテンポの良さと相まってまさに「アルジェント・スタイル」ともいえる異様で独特の映像世界が出来上がっていると思う。
「サスペリアPART2」
PROFONDO ROSSO
1976年 イタリア/106分
監督: ダリオ・アルジェント
製作: クラウディオ・アルジェント
製作総指揮: サルヴァトーレ・アルジェント
脚本: ダリオ・アルジェント
ベルナルディーノ・ザッポーニ
撮影: ルイジ・クヴェイレル
特殊効果: カルロ・ランバルディ
音楽: ジョルジオ・ガスリーニ
ゴブリン
出演: デヴィッド・ヘミングス
ダリア・ニコロディ
マーシャ・メリル
ガブリエル・ラヴィア
イタリアンホラーの第一人者であるダリオ・アルジェント監督の世界を象徴しているともいえる作品。
ただ邦題「サスペリアPART2」とあるものの「サスペリア」とはストーリー的に全く関係ない。
女予言者の殺害から始まる連続殺人を描くサイコスリラーな物語だが、最初私がこの映画を観たのは多分小学生くらいの頃で、全然話がわからなかったものの、とにかくラストの(ネタバレになるので詳しくは言わないが)ネックレスとエレベーターのシーンがとんでもなく怖くて長年あの映画は何だったのかと思ってたら、本格的にホラーにハマりだしてレンタルビデオもよく借りるようになった頃に「これだったのか!」と再認識した作品でもある。
アルジェントの撮る映画には主に私が観た感じ「サスペリア」、「インフェルノ」のようなオカルト系、もしくはこの「サスペリアPART2」や「シャドー」のようなスリラー系作品の二分化があると思うが、私的にはスリラー系の方が好み☆
アルジェントの映画ではオカルト系にも共通するが何より殺害シーンの見せ方に尋常じゃないこだわりを感じて芸術の域にまでいってると思うし、スリラー系の描写としては“殺人者の視点”で進むカメラワークとか(これも相当こだわってるっぽい)黒皮手袋の使用などあらゆる演出が私の琴線に引っかかって素晴らしい!
またプログレッシブロックバンド「ゴブリン」のスコア(この映画のテーマ曲でも破滅的な印象を感じるメロディはとても格好良い!)を使っていたり映像と音の絶妙な融合は映画展開のテンポの良さと相まってまさに「アルジェント・スタイル」ともいえる異様で独特の映像世界が出来上がっていると思う。
「サスペリアPART2」
PROFONDO ROSSO
1976年 イタリア/106分
監督: ダリオ・アルジェント
製作: クラウディオ・アルジェント
製作総指揮: サルヴァトーレ・アルジェント
脚本: ダリオ・アルジェント
ベルナルディーノ・ザッポーニ
撮影: ルイジ・クヴェイレル
特殊効果: カルロ・ランバルディ
音楽: ジョルジオ・ガスリーニ
ゴブリン
出演: デヴィッド・ヘミングス
ダリア・ニコロディ
マーシャ・メリル
ガブリエル・ラヴィア
2015年3月4日水曜日
マッドマックス
「マッドマックス」
近未来を舞台にしたオーストラリア産ヴァイオレンスアクション映画。
内容は暴走族との戦いの中、警官マックスは友人や妻子を殺され、遂に怒りの復讐を開始する…という物語としてはわかりやすい復讐劇ながら、その映像表現は観た当時かなり衝撃的だった。
地面スレスレの視点で見せる大迫力なバイクやカーチェイスのアクションシーン、容赦のない暴力描写とマックスの残虐な復讐方法などこれまで観たアクション系映画とは違う尖った魅力満載で凄く印象に残っている。(残虐描写でいうなら、ラストシーンはソリッドシチュエーションスリラーの名作「SAW」が影響受けたのでは?と思えるアイデアが面白い☆)
更に私の趣味的にはマックスやマックスの同僚のグースが纏う“完全武装”な警官のレザー制服も凄く響いた♪
ライダースジャケットに鋼鉄のプロテクターが付いていたり、暴走族に対抗する“力”のイメージとして強烈なインパクトがある。
また暴走族の描き方もこれまで私が映像などで知っていた日本の暴走族やアメリカのハーレー系アウトローバイカーとも違ったイメージでちゃんとヘルメットかぶっていたり、バイクの改造方向性も機動力重視の近未来派バイカーというか、オーストラリアならではの独特さが面白い。(実際本物の現地の暴走族を出演させていたというのにも驚いたが)
「マッドマックス」というと続編で核戦争後っぽい世界を描いた「マッドマックス2」のイメージが世間的には知られているが、私的にはシリーズではこの1作目が一番好き☆
「マッドマックス」
MADMAX
1979年 オーストラリア/94分
監督: ジョージ・ミラー
製作: バイロン・ケネディ
脚本: ジェームズ・マッカウスランド
ジョージ・ミラー
撮影: デヴィッド・エグビー
音楽: ブライアン・メイ
出演: メル・ギブソン
ジョアンヌ・サミュエル
スティーヴ・ビズレー
ヒュー・キース・バーン
近未来を舞台にしたオーストラリア産ヴァイオレンスアクション映画。
内容は暴走族との戦いの中、警官マックスは友人や妻子を殺され、遂に怒りの復讐を開始する…という物語としてはわかりやすい復讐劇ながら、その映像表現は観た当時かなり衝撃的だった。
地面スレスレの視点で見せる大迫力なバイクやカーチェイスのアクションシーン、容赦のない暴力描写とマックスの残虐な復讐方法などこれまで観たアクション系映画とは違う尖った魅力満載で凄く印象に残っている。(残虐描写でいうなら、ラストシーンはソリッドシチュエーションスリラーの名作「SAW」が影響受けたのでは?と思えるアイデアが面白い☆)
更に私の趣味的にはマックスやマックスの同僚のグースが纏う“完全武装”な警官のレザー制服も凄く響いた♪
ライダースジャケットに鋼鉄のプロテクターが付いていたり、暴走族に対抗する“力”のイメージとして強烈なインパクトがある。
また暴走族の描き方もこれまで私が映像などで知っていた日本の暴走族やアメリカのハーレー系アウトローバイカーとも違ったイメージでちゃんとヘルメットかぶっていたり、バイクの改造方向性も機動力重視の近未来派バイカーというか、オーストラリアならではの独特さが面白い。(実際本物の現地の暴走族を出演させていたというのにも驚いたが)
「マッドマックス」というと続編で核戦争後っぽい世界を描いた「マッドマックス2」のイメージが世間的には知られているが、私的にはシリーズではこの1作目が一番好き☆
「マッドマックス」
MADMAX
1979年 オーストラリア/94分
監督: ジョージ・ミラー
製作: バイロン・ケネディ
脚本: ジェームズ・マッカウスランド
ジョージ・ミラー
撮影: デヴィッド・エグビー
音楽: ブライアン・メイ
出演: メル・ギブソン
ジョアンヌ・サミュエル
スティーヴ・ビズレー
ヒュー・キース・バーン
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