「イゴーリアンズ 血の虐殺集団」
日本劇場未公開のB級ホラー映画。
カルト教団の教祖であるバイロンは野蛮で暴力的な配下のイゴールたちとともに様々な凶悪行為を行うが警察に襲撃され逮捕。教団内では乱交が行われていた為、本当は教団を離れたトムの子ながらバイロンが自分の子と思い込んでいる赤ん坊が警察襲撃時、森に残されるもそれをベトナム帰還兵のホークが拾う。
その後出所したバイロンやイゴールたちは子供を捜し、再び殺戮を始めるがトムとホークが戦う…といった内容。
この映画は最初、80年代に出ていたホラー映画雑誌「V-zone」に海外版ポスターが載っていて、いかにもB級ながらそのポスターのインパクトに気になっていたが、後に「悪魔の毒々モンスター」を作るトロマの作品という事でその映像の安っぽさやB級テイストに納得。
ストーリー的に実在の「マンソンファミリー」の事件をベースにした感じながら、何でラスボスのバイロンではなく配下のイゴールがメインタイトルになってるのか?しかも邦題も原題もじって「イゴーリアンズ」とかつけてしまって妙な感じ(笑)
ベトナム帰還兵ホークとの対決要素も入れた事で当時のヒット作「ランボー」vs.「マンソンファミリー」という感じでやりたかったのであろうか?
殺害シチュエーションも回転電気ノコギリで胴を縦に真っ二つとか脳天に鉈を振り下ろしたりシチュエーション的には残虐だが、思ったより血の描写がおとなしく、スプラッター映画としてはイマイチ。
それにネタバレになるがあんな重傷で死んだはずのイゴールが何で最後生きていて、指名手配もされてるのに、しかも普通に料理人として雇われているのか全く何の説明も無い所が80年代のゴミホラーっぽくて逆にいいのかも(笑)
「イゴーリアンズ 血の虐殺集団」
IGOR AND THE LUNATICS
1985年 アメリカ/95分
監督: ビリー・パロリーニ
出演: ジョセフ・エーロ
ジョー・ニオラ
メアリー・アン・シャクト
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