「デモンズ」
「フライトナイト」きっかけで小学生当時ホラー映画にハマり、その後「バタリアン」など観に行ったりしたが、そんな中観たこの映画はあらゆる面で凄くショッキングな映画だった。
内容は奇妙な半仮面の男から試写状を貰った主人公が同じように招待された客たちとホラー映画の試写を観る中、上映前劇場内に飾ってあった仮面をふざけてかぶり顔に傷をつけた女が上映中の映画内の“仮面によって傷を負い悪魔と化す登場人物”と同じように悪魔に変化し劇場は悪魔化が伝染していく…という感じのストーリー。
ノストラダムスの終末予言を絡めていたり、実際映画を観ている観客も同じように恐怖を感じるような劇中劇シチュエーションなどちょっとヒネリはあるものの、この映画の魅力はそういうのを消し飛ばすような過剰で気持ち悪いデーモンたちの特殊メイクである。
口から緑や黄色の粘液を垂らし、血みどろの残虐シーンが展開!
この当時ここまでキツいヴィジュアル描写のホラー映画を観たのは初めてだったのでかなり印象に残った。
またこの映画ではアクセプトやモトリークルー、サクソンなどへヴィメタルバンドの曲も劇中多く使われており、ホラーシーンにかかるメタルは最高に恰好良く、私がメタルに興味を初めて持ったのもこの映画きっかけだったと思う。
この映画は今となっては特に好きな映画監督の1人であるダリオ・アルジェントのプロデュース作品なのだが、アルジェント関連の映画でよく音楽を担当しているゴブリンのメンバー、クラウディオ・シモネッティがテーマ曲を担当しており、このテーマ曲がまた凄く良い!
アルジェント関連の映画テーマでは私の中でベスト5に入るくらい好きな曲☆
後に「デモンズ」は6までシリーズが作られるものの、シチュエーションや映像、音楽など全てにおいてこの1作目が一番良かったと思う☆
ホラー映画好きなら観るべき1本!
「デモンズ」
DEMONS
1985年 イタリア/88分
監督: ランベルト・バーヴァ
製作: ダリオ・アルジェント
原案: ダリオ・アルジェント
ダルダーノ・サケッティ
脚本: ダリオ・アルジェント
ランベルト・バーヴァ
フランコ・フェリーニ
撮影: ジャンロレンツォ・バッタリア
特殊効果: セルジオ・スティヴァレッティ
音楽: クラウディオ・シモネッティ
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