「墓地裏の家」
ホラー雑誌などでよくタイトルや劇中画像を目にしていたし、「サンゲリア」のルチオ・フルチ監督作品という事で前から気になっていながら実はごく最近まで観た事がなかった映画。
夢人塔の浅尾典彦さんのイベント「ホラーマニアックス8」で上映されたので観たのだが、何ともフルチらしいというか多少ワケわからない感じなどが逆に良い(笑)
内容は謎の自殺をした同僚の研究の引き継ぎをする為、家族と共にその自殺があった家に引っ越してきた歴史学者が家にまつわる怪奇現象と殺人事件に遭遇していき…という感じ。
この映画での一番目をひいたのはやはりキーとなる怪奇キャラクター“フロイトシュタイン博士”である。
芋のお化けみたいな独特の頭部造形が面白いし、ヴィジュアルだけでのインパクトも大きい☆
また冒頭からの惨殺シーンはアルジェントの「フェノミナ」での冒頭殺害シーンを彷彿させる方法だし(フェノミナより前の作品なので実は影響があったのかも?)、“墓地裏の家”自体の内装や雰囲気もイタリアンホラーらしい胡散臭い感じで結構良い☆
それにウォルター・リッツァートによるテーマ曲も印象的だが、何かメタルファン的にはメガデスのデビューアルバム「Killing Is My Business... and Business Is Good!」の1曲目「Last Rites/Loved to Death」のイントロ部分に似た感じがしてメガデスのデイヴ・ムステインも実はこの映画のファン?とか勝手に思ってしまった。
「墓地裏の家」
QUELLA VILLA ACCANTO AL CIMITERO
THE HOUSE BY THE CEMETERY
1981年 イタリア/89分
監督: ルチオ・フルチ
製作: ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
脚本: ルチオ・フルチ
ダルダーノ・サケッティ
ジョルジオ・マリウッツォ
撮影: セルジオ・サルヴァティ
特殊効果: ジノ・デ・ロッシ
特殊メイク: ジャンネット・デ・ロッシ
音楽: ウォルター・リッツァート
出演: カトリオーナ・マッコール
パオロ・マルコ
ジョヴァンニ・デ・ナヴァ
アニア・ピエローニ
ダグマー・ラッサンダー
カルロ・デ・メイヨ
ダニエラ・ドリア
画家・近藤宗臣が描く映画テーマのオマージュアート作品の紹介と、独断と偏見で書く映画の感想ブログ☆ 不定期更新。 ★当ブログ掲載作品は一部を除き販売中です(2.000円~5.000円)通販可(送料500円)ご購入希望の方はお問合せ下さい。 ★当ブログ掲載のような映画オマージュ作品をお客様の好きな映画でお描きします☆(ポストカードサイズ/◆カラー5.000円/◆白黒3.500円/額付)通販も可(送料500円)お気軽にご依頼下さい。 ★作品販売および依頼について詳しくはsawsin@world.odn.ne.jpまでお問合せ下さい。
2014年11月26日水曜日
2014年11月19日水曜日
エルム街の悪夢
「エルム街の悪夢」
言わずと知れたホラー映画の有名シリーズ第1作。
夢に棲む殺人鬼フレディがエルム街の子供たちを夢の中で殺していくというストーリーは当時斬新で人が生きるのに必要な「睡眠」が死と恐怖につながるという設定は恐ろしい。
この映画を初めて観たのはTV放送でだが、正直めっちゃ期待して観たながら画面が暗すぎて何だかよくわからないし、シーン的には殺されたティナの口から出てくるムカデ、天井に浮き上げられ血塗れになるグレン、お風呂で眠りについてしまったナンシーの股の間から出てくる鉄の爪、受話器から舌などヴィジュアル的に印象的なシーンが多く、殺人鬼キャラとしては手袋にナイフをつけるというキチガイな発想の武器を使い、当時の無口な他の殺人鬼キャラと違って饒舌でブラックユーモアに富んだ“フレディ”という存在は画期的だったが映画全体としてはそんなに面白いと思えなかった記憶がある。
ただ今思うとあの暗過ぎる画面は劇場で観たら映えてくるだろうし、音響効果とも相乗効果で結構良かったのでは?という考えもある。
それにツッコミ所というか、ラストの扉のあんな小さい窓に人間がスポッと入ってしまう妙なおかしさとか、ああいう演出もある意味“夢”を意識した現実離れしたギミックだったのかもしれないと思う。
「エルム街の悪夢」
A NIGHTMARE ON ELM STREET
1984年 アメリカ/91分
監督: ウェス・クレイヴン
製作: スタンリー・ダデルソン
ジョセフ・ウルフ
ロバート・シェイ
脚本: ウェス・クレイヴン
撮影: ジャック・ヘイトキン
音楽: チャールズ・バーンスタイン
出演: ヘザー・ランゲンカンプ
ジョン・サクソン
ロニー・ブレイクリー
ロバート・イングランド
アマンダ・ワイス
ニック・コッリ
ジョニー・デップ
チャールズ・フライシャー
言わずと知れたホラー映画の有名シリーズ第1作。
夢に棲む殺人鬼フレディがエルム街の子供たちを夢の中で殺していくというストーリーは当時斬新で人が生きるのに必要な「睡眠」が死と恐怖につながるという設定は恐ろしい。
この映画を初めて観たのはTV放送でだが、正直めっちゃ期待して観たながら画面が暗すぎて何だかよくわからないし、シーン的には殺されたティナの口から出てくるムカデ、天井に浮き上げられ血塗れになるグレン、お風呂で眠りについてしまったナンシーの股の間から出てくる鉄の爪、受話器から舌などヴィジュアル的に印象的なシーンが多く、殺人鬼キャラとしては手袋にナイフをつけるというキチガイな発想の武器を使い、当時の無口な他の殺人鬼キャラと違って饒舌でブラックユーモアに富んだ“フレディ”という存在は画期的だったが映画全体としてはそんなに面白いと思えなかった記憶がある。
ただ今思うとあの暗過ぎる画面は劇場で観たら映えてくるだろうし、音響効果とも相乗効果で結構良かったのでは?という考えもある。
それにツッコミ所というか、ラストの扉のあんな小さい窓に人間がスポッと入ってしまう妙なおかしさとか、ああいう演出もある意味“夢”を意識した現実離れしたギミックだったのかもしれないと思う。
「エルム街の悪夢」
A NIGHTMARE ON ELM STREET
1984年 アメリカ/91分
監督: ウェス・クレイヴン
製作: スタンリー・ダデルソン
ジョセフ・ウルフ
ロバート・シェイ
脚本: ウェス・クレイヴン
撮影: ジャック・ヘイトキン
音楽: チャールズ・バーンスタイン
出演: ヘザー・ランゲンカンプ
ジョン・サクソン
ロニー・ブレイクリー
ロバート・イングランド
アマンダ・ワイス
ニック・コッリ
ジョニー・デップ
チャールズ・フライシャー
2014年11月11日火曜日
インディアンゾンビ 死霊の詰合わせ
「インディアンゾンビ 死霊の詰合わせ」
昔、「1円レンタル」とかバカな事をやっていたレンタルビデオ屋があって適当にしょうもなそうな作品まで借りまくっていた時期があったのだが、おそらくその時に観たうちのB級ホラー映画の1本。
内容は昔いたトルティック族というインディアンの呪術師が話の舞台となる土地に埋まっていてそれがある夜甦って…みたいな話。
でも大体80分の映画で40分くらいまで何にも起こらないし、生きたまま埋められた呪術師の設定など結構禍々しくホラー的に良いのだが、後半出てくるゾンビたちはアホそのもので怖くないし、インディアンや黒人差別問題提起的な社会的な要素もありながら全然伝わってこないし、あんまり迫力のない保安官の鞭さばき、ペンチで爪を切るオッサンの描写とかどうでもいいシーンがいっぱいでツッこむところがいっぱいなある意味楽しめるおバカホラー☆
「インディアンゾンビ 死霊の詰合わせ」
THE DARK POWER
1985年 アメリカ/81分
監督: フィル・スムート
出演: アンナ・レイン
シンシア・ベイリー
昔、「1円レンタル」とかバカな事をやっていたレンタルビデオ屋があって適当にしょうもなそうな作品まで借りまくっていた時期があったのだが、おそらくその時に観たうちのB級ホラー映画の1本。
内容は昔いたトルティック族というインディアンの呪術師が話の舞台となる土地に埋まっていてそれがある夜甦って…みたいな話。
でも大体80分の映画で40分くらいまで何にも起こらないし、生きたまま埋められた呪術師の設定など結構禍々しくホラー的に良いのだが、後半出てくるゾンビたちはアホそのもので怖くないし、インディアンや黒人差別問題提起的な社会的な要素もありながら全然伝わってこないし、あんまり迫力のない保安官の鞭さばき、ペンチで爪を切るオッサンの描写とかどうでもいいシーンがいっぱいでツッこむところがいっぱいなある意味楽しめるおバカホラー☆
「インディアンゾンビ 死霊の詰合わせ」
THE DARK POWER
1985年 アメリカ/81分
監督: フィル・スムート
出演: アンナ・レイン
シンシア・ベイリー
2014年11月5日水曜日
バタリアン
「バタリアン」
これは私が劇場で初めて観たゾンビ映画。
内容としては地下で発見された謎の樽から噴出したガスには死体を甦らせる効果があり…という感じのオーソドックスなゾンビ話だが、例によって宣伝の東宝東和が勝手に付けたっぽいゾンビキャラたちのネーミングが面白かったり(タールマンやオバンバなど)、勿論そのゾンビたちのグロ造形も魅力的!さらにコメディタッチで軽快な見せ方ながらブラックな展開が楽しく観れるホラーだった☆
また劇中登場人物のスクリームクィーンと呼ばれる女優リネア・クイグリー演じるパンク娘が突然ストリップを始めるシーンがあったり、小学生当時には結構刺激的な作品でもあった。
ゾンビ映画としてはロメロの「ゾンビ」を踏襲した世界観になっているものの、頭部を破壊や切断されると倒されるというロメロ版設定と違い、頭がなくなっていても動くし、走るし、しゃべるし、さらに自分で救急車を呼んで救急隊員を襲うという知能が高い設定もあったりである意味「最強ゾンビ」ともいえるこの「バタリアン」は初めて観るゾンビ映画としてはかなり強烈だったと思う☆
「バタリアン」
BATTALION
THE RETURN OF THE LIVING DEAD
1985年 アメリカ/91分
監督: ダン・オバノン
製作: トム・フォックス
製作総指揮: ジョン・デイリー
デレク・ギブソン
原案: ジョン・ルッソ
ルディ・リッチ
ラッセル・ストライナー
脚本: ダン・オバノン
撮影: ジュールス・ブレンナー
プロダクションデザイン: ウィリアム・スタウト
美術: ロバート・ハウランド
編集: ロバート・ゴードン
音楽: マット・クリフォード
出演: クルー・ギャラガー
ジェームズ・カレン
ドン・カルファ
トム・マシューズ
ビヴァリー・ランドルフ
ジョン・フィルビン
リネア・クイグリー
これは私が劇場で初めて観たゾンビ映画。
内容としては地下で発見された謎の樽から噴出したガスには死体を甦らせる効果があり…という感じのオーソドックスなゾンビ話だが、例によって宣伝の東宝東和が勝手に付けたっぽいゾンビキャラたちのネーミングが面白かったり(タールマンやオバンバなど)、勿論そのゾンビたちのグロ造形も魅力的!さらにコメディタッチで軽快な見せ方ながらブラックな展開が楽しく観れるホラーだった☆
また劇中登場人物のスクリームクィーンと呼ばれる女優リネア・クイグリー演じるパンク娘が突然ストリップを始めるシーンがあったり、小学生当時には結構刺激的な作品でもあった。
ゾンビ映画としてはロメロの「ゾンビ」を踏襲した世界観になっているものの、頭部を破壊や切断されると倒されるというロメロ版設定と違い、頭がなくなっていても動くし、走るし、しゃべるし、さらに自分で救急車を呼んで救急隊員を襲うという知能が高い設定もあったりである意味「最強ゾンビ」ともいえるこの「バタリアン」は初めて観るゾンビ映画としてはかなり強烈だったと思う☆
「バタリアン」
BATTALION
THE RETURN OF THE LIVING DEAD
1985年 アメリカ/91分
監督: ダン・オバノン
製作: トム・フォックス
製作総指揮: ジョン・デイリー
デレク・ギブソン
原案: ジョン・ルッソ
ルディ・リッチ
ラッセル・ストライナー
脚本: ダン・オバノン
撮影: ジュールス・ブレンナー
プロダクションデザイン: ウィリアム・スタウト
美術: ロバート・ハウランド
編集: ロバート・ゴードン
音楽: マット・クリフォード
出演: クルー・ギャラガー
ジェームズ・カレン
ドン・カルファ
トム・マシューズ
ビヴァリー・ランドルフ
ジョン・フィルビン
リネア・クイグリー
登録:
投稿 (Atom)