2014年10月1日水曜日

ハイランダー 悪魔の戦士

「ハイランダー 悪魔の戦士」

1986年当時小学生の頃、家族で映画に行く事になり、この映画か「ポルターガイスト2」のどっちを行くかというので当時ホラーにハマっていた上、「エイリアン2」を観て元々のエイリアンのデザインをしたH.R.ギーガーにも夢中だったので迷わず「ポルターガイスト2」を行ったのだが、その後レンタルビデオで初めて観て「こっちの方が面白かったのでは…」という思い出のある映画。

内容は首を斬り落とさない限り死なない不死の連中が最後の1人になった時に得られるという未知の秘宝を求め太古から戦い続けているという設定のもと、中世での主人公コナーと師匠ラミレスとの交流、そして数々の時代を経て強敵クルガンとの最後の決戦が現代で行われる…という感じ。

この映画での私的な注目は何といってもクランシー・ブラウンが演じた悪役“ヴィクター・クルガン”である。
中世シーンでは何だかわからないが凶暴そうな動物の骨を使った鎧を身に付け圧倒的な強さを展開するし、現代では何と、いかにもというか鋲付皮ジャンにスキンヘッド、昔斬られそうになった首の傷にはピンでつなぐというまさに「へヴィメタル」なファッションで登場するし、キャラクターとしても豪腕で残忍という悪役らしい悪役といったわかりやすさが心地良い。
さらに劇中歌を世界的ロックバンド「クィーン」が歌っているのだが、オープニングの「Princes of The Universe」の格好良さもさる事ながら、この悪役クルガンのテーマ曲として作られた「Gimme The Prize」がとてもイイ☆
本来メタルではないクィーンがメタルをやった場合どうなるかという感じなのだが、メタルの音が持つ独特な特徴など押さえるべきサウンドの作りをみんな押さえた感じにフレディ・マーキュリーのハイトーンスクリーミングはまさにピッタリで本当にこれは名曲だと思う。

映画的にはラッセル・マルケイ監督ならではの映像センスなど多少ヴィジュアルに偏る感じもありながらも、洋画ながら刀を使ったアクションシーンの見所や前述のように悪役好きやメタル好きなら気に入って貰える作品としてオススメしたい。



「ハイランダー 悪魔の戦士」
HIGHLANDER

1986年 イギリス/117分

監督:    ラッセル・マルケイ   
製作:    ピーター・S・デイヴィス   
            ウィリアム・N・パンザー   
原作:    グレゴリー・ワイデン   
脚本:    グレゴリー・ワイデン   
            ピーター・ベルウッド   
            ラリー・ファーガソン   
撮影:    ジェリー・フィッシャー   
音楽:    マイケル・ケイメン   
            クイーン

出演:    クリストファー・ランバート   
            ショーン・コネリー   
            クランシー・ブラウン   
            ロクサーヌ・ハート

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